秋篠宮家の次女佳子さま(24)が22日、国際基督教大(ICU、東京都三鷹市)の卒業式に出席された。宮内庁によると、大学院進学や就職の予定はなく、卒業後は公務が増える見込み。角帽、ガウン姿の佳子さまは報道陣の問いかけに「充実した学生生活を送ることができ、感謝しています」と笑顔で応じた。
佳子さまは心理学を専攻した。卒業論文は、読解力について約30人への実験を通して考察した内容だという
宮内記者会からの質問に文書で回答し、今後の活動について「何をやりたいかではなく、依頼をいただいた仕事に丁寧に取り組む」とつづった。姉の眞子さまの結婚延期への質問には「当人の気持ちが重要。姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい」と記した。過熱する報道を念頭に「情報の信頼性や情報発信の意図などをよく考えることが大切」との意見も示した
幼稚園から学習院に通った佳子さまは、学習院大文学部に進学したが、2年生だった2014年に中退。その後、眞子さまも学んだICUに特別入学選考(AO入試)で合格し、15年4月に教養学部アーツ・サイエンス学科に入学した。約9カ月間の英リーズ大の留学では舞台芸術などを学んだ。