そばに居ない誰かを想う気持ちは甘い毒薬、あたたかくも淋しい。
一緒にいたかもしれない、いつしかの遠い記憶の中で私たちは楽しく笑い合い、雨の日もあったがたちまちさらに強固に地が固まる。ありふれた日々に小さな冒険をし、何でもない話に花を咲かせていた。共に苦境を支え合いながら渡り、育んだ想いの花びらの下で永遠を約束していた。
ひとりぼっちの孤独なバッタは、夢を見てた。たくさんの仲間、いっぱいの友だちがいる、そんな夢を。しかしふと目が覚めとまた一人きり、頬伝うのは涙。
幸せな光景のかけらたちがはら、はら、はらりと。ここは楽園か、それとも心のラビリンス。
それでもわたしは後悔しない、戻らぬ青春をまるっと費やしたとしても、悔いだけはしない。だってわたしは、夢の中で愛を学んだから。
いのちとは、夢でなくてどうする。

一緒にいたかもしれない、いつしかの遠い記憶の中で私たちは楽しく笑い合い、雨の日もあったがたちまちさらに強固に地が固まる。ありふれた日々に小さな冒険をし、何でもない話に花を咲かせていた。共に苦境を支え合いながら渡り、育んだ想いの花びらの下で永遠を約束していた。
ひとりぼっちの孤独なバッタは、夢を見てた。たくさんの仲間、いっぱいの友だちがいる、そんな夢を。しかしふと目が覚めとまた一人きり、頬伝うのは涙。
幸せな光景のかけらたちがはら、はら、はらりと。ここは楽園か、それとも心のラビリンス。
それでもわたしは後悔しない、戻らぬ青春をまるっと費やしたとしても、悔いだけはしない。だってわたしは、夢の中で愛を学んだから。
いのちとは、夢でなくてどうする。
