弥生時代後期、卑弥呼の時代。このクニの祭事はヒミコ(岩下志麻)の聴く日の神の言葉で行われていた。そして、クニの政事は、オオキミ(加藤嘉)を長として、ミマキ(河原崎長一郎)、イクメ(河原崎建三)という二人の息子と、ナシメ(三國連太郎)老人が中心となって行われていた。そこにタケヒコ(草刈正雄)が遠い国から帰って来ると、ヒミコと出会う。タケヒコはヒミコにとって異母弟であり、彼には国ツ神の臣の娘アダヒメ(横山リエ)がいたが、ヒミコはタケヒコを抱きしめると女になり、異性への欲情に身を任す。そのことが、オオキミの耳に入ると彼はヒミコの権威に疑問を持ち始めた…。 『卑弥呼』(1974年)
篠田正浩監督が描く古代ロマン映画。邪馬台国の女王・卑弥呼を演じるのが、妻で女優の岩下志麻。白塗り眉なしで卑弥呼を熱演。
アヴァンギャルドな作風が話題となり、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールにノミネート。
篠田正浩監督が描く古代ロマン映画。邪馬台国の女王・卑弥呼を演じるのが、妻で女優の岩下志麻。白塗り眉なしで卑弥呼を熱演。
アヴァンギャルドな作風が話題となり、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールにノミネート。