搬一篇雅虎含剧透的影评
3.0点
ネタバレ
総集編じゃない、わけじゃない
テレビシリーズを見てない人でも楽しめる、という声も聞いていたが、見てなかったら分からない設定があるんじゃないだろうか。そのテレビシリーズは間違いなく★5つ。最後までダレることのないストーリーで、締めくくり方もすばらしかった。それだけにサイドストーリー的なOVAでもなく劇場版がアナウンスされ、総集編以外にやることがあるのだろうかとは思っていた。
【ネタバレ注意】
劇場版に関するキャストトークで「もっと総集編かと思ったけど、そうでもなかった」という話を聞いていたので、「そういう程度には総集編なんだろうな」という覚悟はしていた。事件後の警察による事情聴取みたいな形でストーリーを振り返るんじゃないかと思っていた。それこそ動物キャラじゃなく人間キャラで進むかもしれないとすら思っていた。そこは少し違っていたが、それほど大きく違ったわけではなかった。「テレビシリーズを再編集しただけのモノ」ではないのはたしかで、いわゆる“追加映像”は多い。基本的には、あちことの場面の裏側が新規映像として流れる程度で(当たり前だけど)本筋は変わらない。ところどころに“新情報”が出てくるが、それは隠し設定だったのか後付けなのかは分からないし、謎が解けたというようなものではない。むしろ最後も含め「公式なりの答え」が確定してしまう。これまで想像の範疇だったものを確定することがよいことかどうかは分からないが、見てガッカリしたということはなかった。あと、エンドロールで描写される場面はよかった。これこそが“本編”なのかもしれない。