ただ表紙を見るとキャンパスラブコメと思い込んだままでこの本を読み始めた。前半の大袈裟な、もったいぶった表現で読むことを諦めかけたところに「これ、ミステリー?」と気づいた(苦笑)。
作品について簡単にいうとトリックの塊だ、何回かの反転で最後の真相を導き出す、ストーリーの辻褄も大体合っている。本の目次は「絵コンテ」、「撮影」、「編集」、「試写」、「スタッフコール」の順で記してある、ざっと見ると映画を作りの段階しか思えないが、完読した後この目次を見返ししたらハッとこれも仕掛けの一環かもしれないと疑った。元々は観客達が事件解決の余韻に浸ってただTHE ENDを待っている「スタッフコール」の時なのに、急に最初の1ページからを全部覆そうとするように真相を暴きながらヒロインの異常さと主人公の無力さ互いに呼応し続けて本当の結末を読者に殴り込んでくる、かなりインパクト的である。
作品について簡単にいうとトリックの塊だ、何回かの反転で最後の真相を導き出す、ストーリーの辻褄も大体合っている。本の目次は「絵コンテ」、「撮影」、「編集」、「試写」、「スタッフコール」の順で記してある、ざっと見ると映画を作りの段階しか思えないが、完読した後この目次を見返ししたらハッとこれも仕掛けの一環かもしれないと疑った。元々は観客達が事件解決の余韻に浸ってただTHE ENDを待っている「スタッフコール」の時なのに、急に最初の1ページからを全部覆そうとするように真相を暴きながらヒロインの異常さと主人公の無力さ互いに呼応し続けて本当の結末を読者に殴り込んでくる、かなりインパクト的である。
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