参考以下
この「という」を学習者に教えていると「「という」は何のためにあるのだろうか、なくてもいいんじゃないか」と思うことがある。「という」がある文とない文を比較してみよう。
A生きるという事は難しい。
B生きる事は難しい。
AもBもほぼ同じ意味であるが、気取った、格式張った感じが出る。それだけではなく、会話の場合は『相手が知らないであろう事』と話者が強く思っている場合にも「という」が用いられやすく、会話ではない場合は話者の驚きなど、感情の揺れを文から感じる事ができる。
・田中さんが結婚した話を知っていますか。
・田中さんが結婚したという話を聞いた(話者はさっきまで知らなかったという驚きを表す)。