《Arcadia感想返し》980:
まず、あのゴブリンはこの世界の存在でもユグドラシルの存在でもありません。言うならこの世界のゴブリンという種から生まれたイデア(本質)に色(ユグドラシルのデータ)をつけたような存在です。寿命も存在しないし、成長もしない半永久的な幻みたいなものです。ただ、不思議なことに生物として召喚されてますので、飲食睡眠等は必要となります。
そんなわけで死んでも死体は残りませんので、復活も無理です。
次に召喚された段階で召喚主の思考や記憶を一部コピーしています。これはどんな魔法の召喚でも同じなんです。そうでなかったら戦闘中、仲間を援護する目的で召喚した場合、「あそこには落とし穴があって、あのモンスターの攻撃手段はこうで、あれは仲間で、あのモンスターを攻撃しろ」という命令を下さなくてはならなくなります。そんなことしてたら戦闘中は有効活用できないでしょう。そのために記憶等をコピーするわけです。
忠誠心は通常は変化しない不偏のものです。記憶のコピー等である種の共感性が生まれているためです。右手が脳みそと喧嘩しないように。そして召喚者も同じような共感性を抱きますので、召喚されたモンスターに対して無下に扱ったりということは殆ど無いです。自傷趣味者のような例外はいるでしょうが。
なんだか取りとめも無いお答えになったかもしれません。まあ、細かいことはいいんだよ、精神で1つお願いします。