アオイと一绪に発信した俺はーー
それをただ、见ているだけだった
ここは、セカイの狭间
ゲームのセカイを飞び出して
俺たちは、别の场所に行く
アオイは、カミサマのところへ
俺は、现実の世界へ
もう、できることはなにもない
アオイが现れずーー
选択肢も现れずーー
ただ、当たり前に过ぎていくセカイ
ふたりがすれ违うだけのセカイ
それをただ、见守るだけーー
「违うの」
ちがう?
「この写真、送るの」
それは......
俺たちが撮った写真?
「そうなの。アオイたちが、友达だっだ顷の记忆」
......そうか
俺は、美雪と友达になれないと思い込んだ
でももし、この写真を俺が见たら?
なにかが......変わる?
「きっと、変わるの。心一も、美雪も、前に踏み出すもう一押しを待ってたの」
もう、一押し......か
「ん」
俺の物语はここで终わる
このメールが、その一押しになるか
正直言って、わからない
でもーー
「発信なの」
ふだりで、愿いを込めて、ボタンを押す
その后は、彼らの物语
ここでは语られない、别のセカイの物语
信じよう
祈ろう
心一と、美雪の、幸せを
别のセカイのーー
别のセカイの......?
そうか、もしかしてーー!
「ここまで来てくれて、ありがとう。でも、今度はホントにバイバイ」
ああ
ほんの少しだけーーな
「ほんの少し?」
少し経ったら、デートしよう
约束、したもんな
「ん、でもそれは无理なの。カミサマと记忆を同期して、アオイは消える」
消えない
「ダメなの」
アオイが、俺の手に触れる
とーー溢れ出すのは、色とりどりの记忆
このセカイではない、どこか
见たことのない、ヒロインたち
「アオイは、また别のセカイに行くの」
「いろんな姿になるの。凄腕の暗杀者、少女姿の魔导书、モーゼルを持った天使、记忆丧失のオートマタ、世界を守る天才魔女、ガールズバンドのベーシスト。そのセカイに、再出来化されたヒロインになって。それで、别の主人公とーー」
それは、俺だ
俺と、出会うんだ
「るる?」
カミサマはヒロインのイデアなんだろ
アオイがカミサマの记忆を同期して
その记忆は、别のヒロインに繋がる
「繋がる......」
确かに姿は违うかもしれない
でも、これからプレイする全てのゲーム
そのヒロイン、全ての中に
アオイの记忆が、息づいている
アオイのバグが、残ってる
だから、别のセカイでまた会おう
「あのね...また会ったら、约束、果たすの。アオイ一绪に、デートするの」
ああ、今度こそ、デートしよう
「ずっと、待ってるの」
「君のことを思いながら、世界の外に、电波、発信してるの。だから、迎えに来て」
迎えに行く
どんな远く、はなれていても
微かな电波をたぐり寄せて
俺は、アオイを见つける
绝対、绝対见つけてやる
そして、もう一回
今度こそ、别の姿で、约束を果たそう
それで、また、今度こそーー
ハッピーエンドを、迎えよう
「ん、ずっと待ってるの。それまで、少し、お别れなの」
少しだけ、な
「ん」
俺はこれから违うセカイで
たくさんのヒロインと出会うだろう
たくさんの可能性を见るだろう
たくさんの选択肢を选ぶだろう
たくさんのエンディングを迎えるだろう
スマフォを失う前のアオイのように
本気の恋はできないかもしれない
セーブロードを缲り返す
攻略のことしか考えなくなるかもしれない
でも、俺は、知っている
そこにはいつでも、アオイがいることを
俺が、彼女を覚えている限りーー
そのゲームの、そのヒロインはーー
爱を誓ったアオイの化身だってことを
エンディングのボリュームが上がる
じきに、スタッフロールが流れるだろう
ゲームは终わる
でも、ふたりの记忆は、ここにある
またいつか、どこかで
アオイに出会えることを、确信して
「それじゃーーバイバイ」
俺たちが、このセカイから外に出た
それをただ、见ているだけだった
ここは、セカイの狭间
ゲームのセカイを飞び出して
俺たちは、别の场所に行く
アオイは、カミサマのところへ
俺は、现実の世界へ
もう、できることはなにもない
アオイが现れずーー
选択肢も现れずーー
ただ、当たり前に过ぎていくセカイ
ふたりがすれ违うだけのセカイ
それをただ、见守るだけーー
「违うの」
ちがう?
「この写真、送るの」
それは......
俺たちが撮った写真?
「そうなの。アオイたちが、友达だっだ顷の记忆」
......そうか
俺は、美雪と友达になれないと思い込んだ
でももし、この写真を俺が见たら?
なにかが......変わる?
「きっと、変わるの。心一も、美雪も、前に踏み出すもう一押しを待ってたの」
もう、一押し......か
「ん」
俺の物语はここで终わる
このメールが、その一押しになるか
正直言って、わからない
でもーー
「発信なの」
ふだりで、愿いを込めて、ボタンを押す
その后は、彼らの物语
ここでは语られない、别のセカイの物语
信じよう
祈ろう
心一と、美雪の、幸せを
别のセカイのーー
别のセカイの......?
そうか、もしかしてーー!
「ここまで来てくれて、ありがとう。でも、今度はホントにバイバイ」
ああ
ほんの少しだけーーな
「ほんの少し?」
少し経ったら、デートしよう
约束、したもんな
「ん、でもそれは无理なの。カミサマと记忆を同期して、アオイは消える」
消えない
「ダメなの」
アオイが、俺の手に触れる
とーー溢れ出すのは、色とりどりの记忆
このセカイではない、どこか
见たことのない、ヒロインたち
「アオイは、また别のセカイに行くの」
「いろんな姿になるの。凄腕の暗杀者、少女姿の魔导书、モーゼルを持った天使、记忆丧失のオートマタ、世界を守る天才魔女、ガールズバンドのベーシスト。そのセカイに、再出来化されたヒロインになって。それで、别の主人公とーー」
それは、俺だ
俺と、出会うんだ
「るる?」
カミサマはヒロインのイデアなんだろ
アオイがカミサマの记忆を同期して
その记忆は、别のヒロインに繋がる
「繋がる......」
确かに姿は违うかもしれない
でも、これからプレイする全てのゲーム
そのヒロイン、全ての中に
アオイの记忆が、息づいている
アオイのバグが、残ってる
だから、别のセカイでまた会おう
「あのね...また会ったら、约束、果たすの。アオイ一绪に、デートするの」
ああ、今度こそ、デートしよう
「ずっと、待ってるの」
「君のことを思いながら、世界の外に、电波、発信してるの。だから、迎えに来て」
迎えに行く
どんな远く、はなれていても
微かな电波をたぐり寄せて
俺は、アオイを见つける
绝対、绝対见つけてやる
そして、もう一回
今度こそ、别の姿で、约束を果たそう
それで、また、今度こそーー
ハッピーエンドを、迎えよう
「ん、ずっと待ってるの。それまで、少し、お别れなの」
少しだけ、な
「ん」
俺はこれから违うセカイで
たくさんのヒロインと出会うだろう
たくさんの可能性を见るだろう
たくさんの选択肢を选ぶだろう
たくさんのエンディングを迎えるだろう
スマフォを失う前のアオイのように
本気の恋はできないかもしれない
セーブロードを缲り返す
攻略のことしか考えなくなるかもしれない
でも、俺は、知っている
そこにはいつでも、アオイがいることを
俺が、彼女を覚えている限りーー
そのゲームの、そのヒロインはーー
爱を誓ったアオイの化身だってことを
エンディングのボリュームが上がる
じきに、スタッフロールが流れるだろう
ゲームは终わる
でも、ふたりの记忆は、ここにある
またいつか、どこかで
アオイに出会えることを、确信して
「それじゃーーバイバイ」
俺たちが、このセカイから外に出た