放个外网上的剧情概述,弥补一下被吞的那部分……(当然如果楼主哪天能再补一次档是最好的)
番外編は文芸部の顧問となった教師の山岸知明(通称ミロ先生)が主人公です。
彼が高校生だったときから物語は始まります。
少年だった山岸は音楽室ロッカーと思われる場所から、盗み見をしているようでした。
ピアノを弾く男性の先生の姿が見えます。
そこへ背後から少女が近づいて、ピアノの鍵盤に手を伸ばします。
『猫ふんじゃった』を口ずさみながら、適当に鍵盤をたたく少女です。
「みさき……」
少女の名は『みさき』というようで、先生は親しげに彼女を呼びます。
「ねぇ、わたしのこと地雷ふんだかも~って思ってるの?」
みさきの問いかけにピアノの弾く手を止めた先生は立ち上がり、みさきにキスをします。
「みさき、君って子は本当に……」
それは教師と生徒とは思えない、濃厚なキスでした。
その光景を山岸はロッカーから静かに盗み見していました。
みさきは山岸の存在と視線に気付いているようで、くすくすと笑います。
さらに濃密なラブシーンを見せつけ、興奮した山岸は股間へと手を伸ばします。
ズボンのジッパーをおろしながら、山岸は思います。
(人間は人だから堕ちていく。生きるだけで堕ちるものなのだ……)
時間が経過し、山岸は高校の先生となっていました。
まだ文学部と出会う前で、教師という仕事に情熱をもつことなく過ごしていました。
屋上で風にあたって休憩していると、高校の同窓会のLINE通知が届きます。
『出欠確認とれてないのって、あと二人だよね』
その二人に山岸の名はありませんでした。
『みさきもいるよ。だれか彼女の連絡先知らないかな?』
『みさき』という名前に、思わず反応してしまう山岸でした。
立ち上がると、校舎の下で男子生徒と女子生徒が楽しそうに笑っています。
「お盛んだねぇ、今どきの子は……」
そこへ本郷ひと葉が屋上に姿を見せ、山岸を見た後、盛大に舌打ちをします。
「すみません……」
思わず謝ってしまった山岸でしたが、後で「なんで俺が」と悔やみます。
屋上から校舎へ降りていくと、『猫ふんじゃった』を口ずさむ声が聞こえます。
気になった山岸が声のほうへ走ると、音楽室で富多先生がピアノを弾いてました。
「あら、山岸先生」「すみません……」「なぜ謝るんですか?」
「あ、いえ。富多先生、ピアノ弾く方なんですね」
「私が?私が弾けるのはこれとチャルメラぐらいですよ~」
明るく笑いながら、ピアノを楽しそうに弾く富多先生でした。
一緒に音楽室を出ると、富多先生は『猫ふんじゃった』って虐待ですよね~
などと言いながら、うっかり山岸先生の足を踏んでしまいます。
痛くて思わず叫んでしまった山岸に、富多先生はすぐに謝ります。
「ごめんなさい!大丈夫ですか?でも……なんかおかしいですね」
「え?」「だって、『山岸ふんじゃった』ですよ♪」
きょとんとする山岸を置いて、笑いながら去っていく富多先生でした。
底抜けに明るい富多先生の後ろ姿を見ながら、山岸は思います。
(明るいというのは、時に暴力的だ。しかし闇は、望むものを優しく受け止めてくれる)
山岸にとっての闇はエロチャットで遊ぶことでした。
チャットネームはミロで、慣れた手つきでエッチなチャットに入ります。
『ミロさぁん、もうガマンできないのぅ』『ダメ。我慢しなさい。命令だ』
『ああん、もっといじめてぇ。わたすの至急に出してえぇ』
「貧困なボキャブラリー、これはネカマだな。しかも『子宮』を打ち間違えてるし。
おまけに『わたす』って何だよ……」
最終的に妙なURLに誘導されたので、チャットを退出してしまいました。
翌日の学校で、部活動予算が限られてるから人数の少ない部活は廃部にしよう、
と校長先生たちが話し合っていました。
そのことで、山岸は富多先生と話をしました。
「今年はラグビー部が花園に行けそうなんですって。だから予算をそっちに」
「なるほど。運動部を花形にしようというわけですね」
「廃部になりそうなのは地学部、ボードゲーム部、あとは文芸部。可哀想だわ」
「文芸部って噂に聞きますけど、何かと問題になってるとか」
ちょうどそこへ文芸部のメンバーが通りかかります。
通り過ぎる際、本郷ひと葉が、山岸をぎろりとにらんでいきました。
「ほら、普通にいい子たちなのに。可哀想だわ」「そうでしょうか……」
「でも高校生活の経験は、その後の人生に大きく影響しますよね……」
山岸は昔のことを思い出しながら、呟きました。
「私もね、高校時代に10キロ以上痩せたんですよぉ。『やれば出来る』って知りました」
「そ、そうなんですか」「今はもうすっかり元通りですけどぉ。あはは、おっかしぃ」
豪快に笑う富多先生ですが、先生の発言はひょっとして自虐?と思い始めます。
彼女に興味を抱いた山岸は、富多先生と音楽室でセックスする妄想をしてしまいます。
悶々とした感情を抱えたまま、エロチャットに入った山岸はひとりの女性に気付きます。
「ひとと?16歳?ほんとかよ」
興味を抱いた山岸は、ひととチャットしてみます。
『はじめまして、ミロさん。私は女子高生で処女です』
「いきなり言うか……こいつもネカマか?」
『そう。ならこんなところに来たらダメだろ?』
『ミロさん、私を女にして。めちゃくちゃに壊して』
「おいおい。女子高生がこんなこと言うかよ……」
すっかり冷めた山岸(ミロ)でしたが、彼女の言葉に驚くようになります。
『私の秘蜜があふれてるの』『私の常識を消して、快楽を私にください』
『静かに美しく、贅沢な時間で私を奪って』
ひととの言葉に、山岸は昔の音楽室の記憶が蘇ります。
その直後、ひととはさっさとチャットを抜けてしまいました。
劣情が消えない山岸は、先生と生徒のエロビデオで自慰にふけるのでした。
山岸は自覚していました、音楽室で盗み見た場面を秘かに求めていることを。
何かを決意した山岸は、高校の同窓会に出席することにします。
久しぶりに会った同級生に、特に感動することもなく、気になるのはひとりだけです。
みさきも同窓会に来ていました。
「ねぇねぇ、山岸君って今は何の仕事してるの?」
「はぁ。高校教師を」「うっそぉ!まじウケる~」
なぜ彼女たちが笑えるのか、山岸には理解できません。
「山岸君、かっこいいし生徒にモテモテでしょ?」「いえ、ないです」
「女子高生は苦手なもので。彼女たちは自意識過剰すぎますから」
みさきを見ながら、山岸は昔を思い出しながら話します。
同級生の言葉を適当にかわしながら、山岸は店の外に出て、煙草を吸い始めます。
「煙草なんて吸うようになったの?」
隣にいつのまにか、みさきが立っていました。
「居心地悪いのよね、実は私もなんだ。ねぇ、ふたりで抜けない?」
それは突然の誘いでした。