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关于田口访谈的【翻译】与【辟谣】

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IP属地:湖南来自Android客户端1楼2024-03-18 02:44回复
    这是一开始传出来的【翻译】


    IP属地:湖南来自Android客户端2楼2024-03-18 02:45
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      这是针对上面翻译的【辟谣】


      IP属地:湖南来自Android客户端3楼2024-03-18 02:45
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        ヒョウリ
        テレビシリーズの中で、特撮という視点で田口監督にとって印象的なエピソードというと、どの話になりますか?
        田口
        一番時間をかけて制作できたという意味では、 第1話「ファースト・ウェイブ」 ですね。 もちろん劇場版っていうのは、スケジュール的には最終回との合わせ技で制作できるから、やれることも色々あるんだけど、準備からどんどん積んでいって、スタッフもみんな元気でっていう環境が整っているのは、やっぱり1、2、3話のパイロット版なんですよ。だからこそ今回は、なんなら2、3話のカロリーも1話に渡して、やりたいことを撮りまくった。実景撮りも、撮影の1日になるわけだから、だったらドラマ撮った方が良いよねっていうので無しになりがちなんですけど、今回はしっかりやって。
        僕の思想としては、やっぱり「怪獣映画」だから、みんなが知ってる実在の街に怪獣を立たせたいんです。今回は最初にオファーをもらった時から、池袋に怪獣が出るところから始まるっていうのは提案していて。サンシャインシティさんも全面協力してくださって、閉店から翌朝まであそこで撮影しまくって、本当にそのままやれたんで。
        やっぱり、ゴジラもガメラもそうだけど、その世界に最初に怪獣やウルトラマンが出た瞬間が一番面白いじゃないですか。だから、やっぱり第1話ですかね。


        IP属地:湖南来自Android客户端9楼2024-03-19 10:51
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          ヒョウリ
          第1話は、圧倒的に怪獣映画っぽいルックですよね。延々とナイトシーンで、テレビシリーズが始まったって認識出来なかったですもん。
          田口
          それこそもう、カメラマンの村川聡さんは、平成ガメラを撮った方だし、ゴジラに照明を当てていた小笠原篤志さんがいて、僕がミニチュアの飾りが日本一上手いと思っている稲付正人さんがいて、僕らの怪獣映画の特撮を撮った職人たちが本気で作った画なので。だからもう、朝放送する番組でも村川さんはゴリゴリに黒を締めるし。第2話以降は通常運転だから、第1話だけはこれで行こうって。第1話は、すごく良い実験をさせてもらえたなと思ってます。
          ヒョウリ
          映画的なリアルなルックの見せ場が第1話である一方で、デルタンダルの回( 第14話「月下の記憶」 )のワンカットの空中戦なんかは、また違った見せ方ですよね。
          田口
          あれは、最初に脚本を読んだ時に、デルタンダルが一度も着陸しなかったんですよ。脚本を書かれた小柳啓伍さんは、ウルトラマンシリーズの現場的なお約束はあまり気にせず脚本を書いたので、「小柳さん、ウルトラマンって着地しないとずっと合成になって大変なんですよ」とか言ってたんですけど、ふと「待てよ。逆にずっと飛んでる怪獣なんだったら、飛び人形だけ作ってもらえば良いんじゃないか?」と思って。飛び人形だけ作ってもらって、本当に空中戦だけで終わる。それなら、ずっと前から誰もが口にしながら誰もやらなかった、ワンシーンワンカットの戦闘ができるチャンスなんじゃないかと。


          IP属地:湖南来自Android客户端10楼2024-03-19 10:53
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            厳密には、インナースペースのカットもあるんで、擬似的なワンカットなんですけど、でも今回のインナースペースはゲントの主観であるというのも含めて、わりと違和感なくやれたなと思います。今までも、戦いの中でカットが終わらないっていうのはやってきたんだけど、今回はその総決算って意味では、確かに印象的ですね。
            空飛ぶ怪獣と空中戦するって時点で、すべて合成カットなんですよ。特撮においては、合成カット数っていうのがとにかく最大のハードルなんです。そこが悩みどころだったんですが、2話持ちのもう1話がガヴァドンだったんですよね。じゃあ、ガヴァドンには合成カットを使わないで、15話の合成カットも全部14話に持ってきちゃえ!と。ガヴァドンは、そんな派手な戦いをするわけじゃないし。だから、もう一方の話がガヴァドンだったから良かったんですよね。


            IP属地:湖南来自Android客户端11楼2024-03-19 10:55
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              ヒョウリ
              2話分のリソースで成り立ってたんですね。でも、ガヴァドンの回も、僕はもう内野惣次郎さん(子役時代、『ウルトラマン』 第15話「恐怖の宇宙線」 に出演していた)が出た時点で、泣きそうになっちゃいました。ガヴァドンと再会できて良かったねぇ、内野さんって思って。
              田口
              内野さんは、現場でもすごい感動しながらやってくれていましたね。


              IP属地:湖南来自Android客户端12楼2024-03-19 10:56
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                ヒョウリ
                V99というのは、どういう意志で地球にやってきたんでしょうか?
                田口
                それは、地球人にはわからないんですよ。よくあるパターンの侵略宇宙人って、地球人っぽすぎると思うんです。ウルトラマンが地球の言葉を喋らない以上は、それとは違う宇宙人だって喋れないだろうし、文化だって違って、全く理解できないはずなんですよね。そもそも侵略っていうのも人間の考え方で、たとえば軍隊アリが巣を移動するのって、他の生物からしたら侵略だけど、彼らからしたらただの渡りなわけです。


                IP属地:湖南来自Android客户端13楼2024-03-19 10:57
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                  ヒョウリ
                  生存本能ですよね。
                  田口
                  でも、きっと共存は無理なんですよね。人類の知能を超える知的生命体を地球に入れたら、人類が淘汰される。だから、戦うしかないっていうのは良くわかる。
                  星間移動できるレベルの生き物に、地球人は絶対対抗できないはずなんですよ。ということは、V99っていうのがどんな連中であったにしろ、ブレーザーの世界観の中では地球人は勝てない。
                  巨大化して50メートルになった1体だけで来てくれたら倒せるかもしれないけど、V99は船団で来ている。しかも、あの船に何が乗っているかもわからない。もしかしたら、アリくらいの大きさのものが大量に乗っているのかもしれないし、人類からしたら絶対に入れるわけにいかないんです。だから、入られる前に撃ったドバシさんは、少なくとも当時の判断としては正しかったはずなんですよ。通り過ぎようとしていただけかもしれないけど、もしかすると水の補給に来たのかもしれない。ただの水の補給だとしても、地球に入れたばっかりに汚染される可能性はある。だから、地球の論理ではドバシさんは間違った判断をした訳ではない。そもそも当時は上の命令でやったんだろうし。
                  そういうのも含めて、相手の宇宙人も、人類側の一番の悪党と思われた人ですら、果たすべきことを果たしているっていうストーリーにしたんです。


                  IP属地:湖南来自Android客户端14楼2024-03-19 10:58
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                    ヒョウリ
                    シビアな話のようで、実はめちゃくちゃ希望がある。ある意味で、すごく楽観的で希望に満ちた話だなって。ウルトラマンというシリーズって、こうでなくっちゃとも思いました。
                    田口
                    そうそう、悪い人がいないんですよ、『ブレーザー』って。世の中には本当に悪い人もいると思うんだけど、本当に悪い人なんて嫌いだから『ブレーザー』の世界では描いてあげない!と思って。全体を見渡しても、本当の私利私欲だけで動いていた人って曽根崎さん( 第4話「エミ、かく戦えり」 登場)ぐらいですよ。
                    ヒョウリ
                    でも、その「対話」というテーマの源泉って、『ウルトラマン』の 第2話「侵略者を撃て」 ですでに描かれているわけですよね。あの話もまた、ウルトラマンは対話を試みようとするけど、それが通じ合わないっていう、すれ違いの話じゃないですか。
                    田口
                    そうですね。ある意味、『ウルトラマン』第2話を、ものすごく拡大して25話でやったような部分はありますね。
                    ヒョウリ
                    すごく興味深いお話です。さらにV99で言うと、バザンガ、ゲバルガ、ヴァラロンが、V99とどういう関係性なのかっていうのも気になります。


                    IP属地:湖南来自Android客户端15楼2024-03-19 10:59
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                      田口
                      宇宙怪獣たちは、V99が送り込んできた設定だけど、本編で何回か「どう考えても習性が違う」って言ってるんですね。他の星の生物だっていうのは明確に設定していて、要するに、どこかの星にごく普通に生存している、野生の宇宙怪獣なんです。
                      ヒョウリ
                      なるほど! じゃあ、別の星で捕獲されて、習性を利用されて使われているわけですか。
                      田口
                      V99が、母星にいた怪獣を寄越してきたんじゃなくて、寄越すにふさわしい怪獣を捕まえてきて送り込んできているんです。V99の星には、怪獣はいないと思っています。まぁ、この設定もあくまで「私案」なんだけど。
                      ヒョウリ
                      最終回に出てきたヴァラロンも野生の怪獣なんですかね。ゴジラシリーズに出てくるサイボーグ怪獣ガイガンのようなノコギリが身体に付いていたので、人工的に作られたようにも感じましたが。


                      IP属地:湖南来自Android客户端16楼2024-03-19 10:59
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                        田口
                        ヴァラロンは、ノコギリ状の器官が付いているから生体兵器だと思われているんですが、星を爆破して渡りをするっていう習性の生き物なんです。まず、とにかく徹底的に固くて、その星を攻撃し続けるバザンガを送り込んで、知的生命体だとしたら文明を破壊する方が早いかもしれないって(電子機器をダウンさせる)ゲバルガを投入して、最終的に星ごとぶつけるヴァラロンで決着つけようとする。それでも「どうも抵抗するな、この星」とか思ったから、V99が観測に来たわけです。対話がダメだったら、あの船団に積んでいた何かしらの怪獣の爆弾を投下していたのかもしれない。
                        ヒョウリ
                        なるほど、そういうことだったんですね。じゃあどこかの星には、野生のゲバルガやヴァラロンがいっぱいいたりするわけですね。
                        田口
                        だから、バザンガもゲバルガも基本的にはいつ使っても良いんですよ。今回、新怪獣たちはなるべく今後のシリーズでも使えるような設定を考えてね、っていうテーマもあったんですよ。でも、使いづらいやつばっかりで(笑)。レヴィーラも、ドルゴも、ニジカガチも、みんな今後使いづらい怪獣だな!って思った(笑)。


                        IP属地:湖南来自Android客户端17楼2024-03-19 11:01
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                          ヒョウリ
                          先ほど、モノリスの話が出ましたが、ブレーザーの意思が、モノリスのように我々には預かり知らぬ部分があるとしたら、なぜ人間のために戦ってくれて、なぜゲントと通じ合ったのかというのは、本当の意味ではわからないわけですよね。
                          田口
                          そうですね。今回は、ブレーザーに関するあらゆる設定は、本人が語れないからわからないということにしたんです。
                          でも考えてみると、例えば僕らが、光みたいなものを見つけて、何だろうと思って近づいたら吸い込まれちゃって、気づいたらどこか違う惑星の生き物と合体しちゃったとするじゃないですか。自分と一体化した生物は弱いんだけど、そこに強そうな生物が襲いかかってくる。で、バンって殴ってみたら、意外と弱くて倒せる。となったら、なんとなく自分と同化した弱い生き物を守るべきなんだと思って、追っ払うと思うんですよ。で、どうにかして地球に戻りたいんだけど、戻れないなと思っているうちに、なんとなく意思の疎通ができてきて、そのコミュニティともなんとなく馴染んできて、まぁここでも良いかって思う。ブレーザーって、そういうことなんじゃないかな。ブレーザーというか、大きく言うとウルトラマンという存在は、そういうものなんじゃないかなと思うんです。他のウルトラマンは、さらに言語を記憶するのが上手いらしいし、どうも地球人と似たような考え方を持つっぽい。もしかしたらブレーザーは、そこまで進化する前の発展途上のウルトラマンだったんじゃないかと。でも、じゃあ劣っているかと言うと、例えば今の人類より狩りをしていた古代人の方が肉体的には強いじゃないですか。自力で戦ったら、即負けると思うんですよ、現代人は。そう考えたら、ブレーザーは強くて良いわけだし、全然ありなんじゃないかなって思うんです。


                          IP属地:湖南来自Android客户端18楼2024-03-19 11:02
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                            ヒョウリ
                            まさに『ウルトラマンブレーザー』は、ブレーザーがウルトラマンになっていく話だと思ったんです。未知の宇宙人が、ウルトラマンという存在に進化していくというか。それは、ウルトラマンとは何かっていうのを、問い直す作業だとも思うんです。
                            田口
                            ブレーザーに関しては、僕の心の中での裏設定みたいなものはたくさん作ってあるし、それをまぶしているんだけど、それをあえて公式設定にはしていないんです。例えば、ファードランが登場したことで、向こうではああいう生き物を相棒にして戦っているんじゃないか、っていうのは何となくわかる。でも、それをあちらの世界を映像化したり、公式設定として文面化するのは、『ブレーザー』においてはバカバカしいなって思ったんです。だって、月のことすら人類はまだよくわかってないわけじゃないですか。それなのに、人類ごときが、何億光年先のこととか、ウルトラマンのことがちゃんとわかるわけないでしょ?って思った時に、みんなが「あの描写は、こういう意図、こういう狙いだったんじゃないか」って考察ができるように、すべて「私案」ということにしたんです。
                            僕は、円谷プロさんが公式設定としている設定ですら、実はそうじゃなくてこうなんじゃない?って勝手に思っていることはあるし、マニアの人が見たら「あの時言ってたことと違うじゃないですか」みたいな矛盾もあって、諸説があるわけですよね。
                            例えば、M78星雲が設定として出てくるユニバースの地球は、全部同じ地球かっていうと、それも違うんじゃないかと思うんです。気持ちとしては、M78星雲があるのはどれか一つのユニバースだけっていうことにしておきたいけど、でもそれだってわからないわけですよ。宇宙科学ってわかんないことばっかりで、ダークマターだって、それらしきものがあるっぽいけど、じゃあそれが何なのかは未だにはっきりとはわかっていない。だとしたら、我々が地球から観測してわかっている事って、いくつかのユニバースにウルトラマンというものが同時発生していて、どのウルトラマンも思想は違えど、宇宙のバランスを保とうとする習性がある生命体だっていうことだけ。これって宇宙全体を一つの生命だとしたら、白血球みたいな存在なんじゃないか……、そんな考察を勝手にやっているわけです。
                            ただ、今回の『ブレーザー』におけるユニバースは、おそらくM78みたいな文明を持った星じゃなくて、狩猟民族みたいな進化途中のウルトラマンが発生したユニバースなんじゃないのか。それが偶然、何の因果か地球人と繋がってしまう、鏡のように他のユニバースと同じようなことが起きてしまったっていうのは、マルチバース理論で言うと正しい気はしていて。


                            IP属地:湖南来自Android客户端19楼2024-03-19 11:03
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                              ヒョウリ
                              そうすると、「マルチバースにおけるウルトラマンの理(ことわり)」みたいなものがあるわけですよね。要は、どの宇宙のウルトラマンも、他の種族と通じ合って、宇宙の抗体としての役割をいずれ果たしていくっていう宿命を持っているんだとしたら、ブレーザーが最終的に言語を理解し、スペシウム光線的なクロスビームにたどり着いていく、つまり「ウルトラマン的になっていく」っていうのも宿命ということで、すごく納得できます。必然として人間と出会い、必然としてそういうところに向かっていくのがウルトラマンなんだっていう。
                              田口
                              そうですね。まさにクロスビームを撃つことができるようになったっていう進化を、25話かけてやってるわけです。
                              ヒョウリ
                              最終話で初めてゲントと喋って、クロスビームを撃つっていうのが、一つのクライマックスになるっていうのは、どの段階から決まっていたんですか?
                              田口
                              ここのところ毎回、主人公の口癖を作るじゃないですか。そこで「俺が行く」と言って、すぐ自分で走って行っちゃう主人公が、最終的にウルトラマンに「俺も行く」と言われる話にしようっていうのは、最初に思いついていて、だからこそ口癖を「俺が行く」にしたんですよね。
                              「俺が行く」って言ってた隊長が、部下たちに「みんなで行かなきゃダメなんだ」って言われて。それでも最終回で、1人で行こうとした時に、ウルトラマンに「俺も行く」って言われるっていう、それは本当に一番最初に引いた縦軸です。だから『ウルトラマンブレーザー』は、最初からゲントとブレーザーのお話なんですよ。


                              IP属地:湖南来自Android客户端20楼2024-03-19 11:05
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